使用上の注意事項
1.機械を起動する前に、マニュアル全体を通読してください。
機械には未熟練者にとって重大な危険性が潜んでいます。必ず熟練者の指導を受けた上で作業してください。
2.機械を操作するときは、安全基準を満たした保護眼鏡を着用してください。
日常の眼鏡は耐衝撃性レンズを使用しているのみで、保護眼鏡ではありません。
3.粉塵が発生する機械を操作する際は、必ず基準を満たしたマスクを装着してください。
木材粉塵は発がん性のため、癌や重篤な呼吸器疾患を引き起こす可能性があります。
4.機械を操作するときは、必ず聴力保護具を着用してください。
機械騒音により永久的な聴力損失をきたす可能性があります。
5.服装は正しく着用してください。
ゆったりとした服、手袋、ネックレス、指輪、その他可動部に巻き込まれる可能性のある装飾品は
絶対に着用しないでください。保護帽を着用し、長髪はその中に入れ、滑り止め付きの靴を着用してください。
6.疲労しているとき、または薬やアルコールの影響下にあるときは、絶対に機械を操作しないでください。
機械を操作するときは、常に細心の注意を払ってください。
7. 機械の操作は、訓練および適切な指導を受けた者だけにしてください。
作業指示は安全で、明確に理解されていることを確認してください。
8. 子供や来訪者を近づけないでください。
子供や来訪者はすべて、作業域から安全な距離を取ってください。
9. 作業場は子供が入れないようにしてください。
南京錠やマスタースイッチを使ってください。また、スタートスイッチのキーは外してください。
10. 動作中に機械から離れないでください。
機械から離れるときは、電源を切ってすべての可動部を完全に停止させてからにしてください。
11. 危険な環境で使用しないでください。
湿気のある場所や、可燃性ガスや有毒ガスが存在する場所で機械を使用しないでください。
12. 作業域は常にきれいで明るい状態にしてください。
乱雑な状態や暗い影により事故につながる可能性があります。
13. 機械のアンペア数に合った接地延長コードを使用してください。
コード容量が足りないと、過熱や電力損失につながります。延長コードが損傷している場合は交換してください。
14. 機械の点検整備は、必ず電源との接続を断ってから行ってください。
再接続は、スイッチがOFFになっていることを確認してから行ってください。
15. 機械の保守は注意して行ってください。
安全に最高の性能が出せるよう、刃具は鋭利で汚れのない状態に維持してください。
注油や付属品の交換は指示に従ってください。
16. 機械を使用する前に、保護装置が正しい位置に設置され、正常に機能することを確認してください。
17. 調整キーやレンチを外してください。
機械の電源をONにする前に調整キーやレンチを確認する習慣を付けてください。
18. 機械を使用する前に、破損箇所がないか確認してください。
部品の結合やアラインメント、破損部品、部品の取付け、ボルトの緩み、その他機械動作に影響し得る状況を確認して
ください。破損箇所は修理または交換してください。
19. 推奨付属品を使用してください。
推奨付属品については取扱説明書を参照してください。非純正品の使用は負傷の危険性を伴います。
20. 機械に無理な動作をさせないでください。
機械や付属品は設計速度で稼働させてください。
21. ワークを固定してください。
実行可能な場合は、クランプや万力を使ってワークを固定してください。
ワークを固定することで作業者の手を保護するとともに、両手を機械操作に使えます。
22. 無理に身体を伸ばさないでください。
常に足場をしっかりして、バランスを保ってください。
23. 通常、機械は作業者側にワークを排出します。
ワークがはね返る状況を把握し、回避してください。
24. 機械を操作する前に、必ず移動するベース(使用している場合)をロックしてください。
25. アレルギー反応
特定の金属の削りくずや切削液は、特に切削ヒュームを吸い込む可能性がある場合、人や動物にアレルギー反応をもたらす
可能性があることにご留意ください。さらされる金属や切削液の種類および汚染の回避方法をよく把握しておいてください。
追加注意事項
1.本機を操作する前に商品に添付している取扱説明書をよくお読みになり、理解してください。
使用者の責任において、機械を安全に正しく使用してください。
2.切粉の掃除
切粉の掃除は必ずブラシを使い、手で掃除をしないでください。
また、機器の旋回中は絶対に切粉の掃除をしないでください。
3.チャックキーの安全性
必ずチャックキーを外してください。絶対に、チャックにキーを挿入したままで旋盤から離れないでください。
4.ツールの選択
必ず作業に合ったカッターを選択し、カッター刃が鋭利なことを確認してください。
正しいツールを使うことで、旋盤構成品のひずみが軽減され、仕上げ精度が向上します。
5.ワークの固定
旋盤、フライス盤を起動する前に、ワークが正しくチャックに固定されていることを確認してください。
ワークがチャックから投げ出され、作業者や周辺の人が重傷を負う危険性があります。
6.長尺ワークの支持
主軸台を超える長尺ワークは必ず支持してください。支持しないとワークが不意に動き、作業者や周辺の人が重傷を負ったり、機器が損傷したりする危険性があります。支持された長尺ワークは、必ず低回転数で加工してください。
7. 大型チャックの設置
大型チャックを設置するときは、他の人の助けを借りてください。旋盤用の大型チャックは非常に重く、支え難い場合があります。
8. 挟み込みの危険
手および精密固定台を保護してください。チャックの点検整備の際は、必ず、旋盤の固定台の表面全体にチャッククレードルかベニヤ板を使ってください。
9. 保守
部品が破損または摩耗した状態では、絶対に機器を操作しないでください。
10. 安全クリアランス
機械を起動する前に、ワークに適切なクリアランスがあることを確認してください。機器を起動する前に、ツールとツールポストのクリアランス、チャックのクリアランス、およびサドルのクリアランスを確認してください。
11. 正しい送り速度
常に適切な送り速度を使用してください。
12.機器の停止
チャックの減速や停止は、絶対に手で行わないでください。
13. 付き添い
旋盤の旋回中は絶対に旋盤から離れないでください。監視なしで旋盤を回転させていると事故を招きます。
14. 長髪
長髪は結んでください。ポニーテールで垂らした長髪は、それでもまだ可動部への巻き込まれの危険性があります。
15.自動送り
ジョブ完了後は自動送りを解除してください。
16. 旋削速度
ワークや材料、ツールビットの種類に適した旋削速度を選択してください。
切削開始の前までに旋盤が全速力に達するようにしてください。
17.モーターの回転方向
旋盤の動作中は、絶対にモーターの回転方向を逆にしないでください。
18.保護装置
すべての保護装置が正しい位置に設置され、正常に機能することを確認してください。
19.ツールポストのクリアランス
使用する旋盤ツールが正しく支持されるようツールポストを調整してください。
旋盤をON にする前に、ワークを手で回してツールポストのクリアランスを確認してください。
20.衝突
ツール、ツールホルダー、コンパウンドスライド、クロススライド、キャリッジのいかなる部分も、
動作中にチャックに接触しないことを確認してください。